本記事は、こんなお悩みを持った方向けの記事になります。
こんな方におすすめ
- 教育学部だけど教員になるか迷っている
- 教員になるか企業に就職するか迷っている
- 新卒で教員になるか企業に就職するかどっちが良い選択かわからない
今回は新卒で教員になるか企業に就職して会社員になるか迷った方向けに、教育学部出身の現役企業採用担当の筆者がどっちを選ぶべきか紹介していきます。
企業就職には「新卒」が有利!
新卒で企業就職をする大切な理由は、
- 新卒なら入社の条件等、皆同じで特別な資格や経験が不要の企業が多い
- 教員は免許があればいつでもなれる
です。
中途採用で企業に入ることはできますが、前職で培ったスキルが必要になってくるので、特別なスキルが必要のない新卒採用での企業就職をおすすめします。
企業就職と教員で迷ったときは・・・
教育実習を行い、本当にやりたい仕事か見極めることが重要です。
ポイント
- 心から先生を楽しめるか
- 心から子どものことを想えるか
- 大変さをやりがいや楽しさと思えるか
教員になる人のありがちな例ですが、
教育実習等で実習終了時に自分のお別れ会を開いてもらい、教員の仕事のやりがいや達成感、やる気を感じる人がほとんどです。
これはすごくいいことなのですが、一歩踏みとどまって次のことを考えてみてください。
ちなみに私はお別れ会を開いてもらった日の終わりにこれらを考え、喜びややりがい、楽しさは一時的な感情だと思い、企業就職の道を選びました。
教員から企業へ転職するのは難易度が高い?
それでは教員から企業へ転職する難しさを紹介していきます。
- 中途で企業に入ることになるため、ある程度のスキルがないと入社しにくい
- 教育系の業界以外は特に厳しい
- 30代前半くらいまでにはシフトチェンジしなければ採用してもらいにくい
- 教員の世界は狭いため、企業の世界の広さにギャップを持つ可能性が大きい
このように、色々なデメリットがあるため、新卒という存在を大切にし、よく考えましょう。
企業から教員に転職できる可能性は高い?
次は企業から教員に転職できる可能性は高いと言われている理由について紹介します。
- 免許があればいつでもシフトチェンジできる
- 企業での経験は教員業界でも違った視点から物事を捉えられるため、活かされる
- 自身の色々な経験を子ども達に語れる→子ども達の将来の視野を広げられる可能性が大きい
- 企業で5年以上の経験があれば教員採用試験は一部免除される
- 教員は免許があれば「正規」「常勤講師」「非常勤講師」など幅広く雇用形態を選べるため、結婚後、子育て中でも融通が利きやすい仕事
教育学部だと一般就職に不利?
教育学部だからといって一般就職に不利になることはありません。
ただ、教育学部から一般就職を希望する理由が明確であれば問題ありません。
面接等で必ず聞かれる質問なので、しっかりと対策をしておきましょう。
中には教員になるつもりで入ったのに一般就職するのは、意志が弱いとか今後会社でも途中でやめてしまうのではないかと思われてしまう可能性があります。
そう思われないようにしっかりと準備をしましょう。
まとめ
教員か企業のどちらか、のように選択肢を絞る必要はありません。
まずは広く社会を見ることが大切です。
その点で、免許を持っているのならば、新卒で企業に就職し、転職で教員になることを私はおすすめします。